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神野大地の想い

2020.12.08

走ることは人生そのもの

もう長いこと「ランニング」に関わっていますが、僕の人生そのものだなと思っています。中学で本格的に陸上を始めて、高校も大学も社会人もプロ転向後も、ずっと走り続けてきた。速く走るために毎日努力し、結果を残すことによって切り開いてきた道の先に今があります。社会人になってからは、走ることでお金を頂き生活している。これって、もう好き嫌いとかではなく、僕の人生ですよね。

ここからあと何年現役をやるか、将来指導者を目指すのか、まだ明確なものがあるわけではないけれど、ランニングにはずっと携わっていたいと考えています。

ランニングの魅力を伝えたい

人生の大半をランニングとともに過ごしてきたからこそ、挑戦したいことがあります。それは自分が速く走ることだけではなく、走ることの魅力をもっと広めて、ランニング業界をもっと盛り上げていくことです。

国内のランニング人口は1,000万人と言われていますが、それでもまだ人口の10分の1。長距離についてあまり良いイメージを持っていない人が多いのも事実。「走るとか考えられない」「走るのだけは嫌い」って、僕でもたまに言われます。それって、罰走という文化が残っていたり、学校のマラソン大会や体育の授業で順位がつくことも影響しているのかなと。僕も昔から負けず嫌いだし、競争を通して多くのことを学んできたのは事実。だけど、より多くの人に当てはまるランニングの魅力って「自分の成長をわかりやすく感じられること」だと思うんです。だから、競争を前提とした魅力だけではなく、「努力したことが自分の成長に繋がる」という成功体験を得ることができる、そういう魅力を特に子供達へは伝えていきたいと思っています。他にも「心身の健康」をはじめ、ランニングを正しく行うことで得られるメリットは数多くあります。だからこそ、僕はランニングの楽しみ方やメリットを発信して広め、ランニングに対するネガディブなイメージを減らしたい。そして、より多くの人にランニングを通じて人生を豊かなものにしてもらいたいです。

トップ選手の選択肢を増やしたい

もうひとつ、僕が挑戦したいことがあります。それはトップ選手の活動の選択肢を増やせる存在になること。
現在、日本のトップ選手の殆どは社員アスリート、いわゆる実業団選手です。僕も社会人になってから最初の2年間所属していましたが、選手の強化という目的からすると本当に素晴らしいシステムだし、恵まれた環境だと思います。でも、陸上業界の人気向上とか普及という側面からすると、必ずしも実業団システムが優れているとは思えない部分もあります。それに加えて、ずっと長距離・マラソンに精一杯取り組んできたのに、引退したら全く関わりのない仕事に就く人が多いことも残念に思っています。
最近は、先を見据えて現役のうちから競技以外のことにも取り組んでいる人もいます。僕と同じように独立してプロで走っているという人も少しずつ増えているけれど、練習もしながらスポンサーを探し、さらに自分の競技環境を整えるハードルはすごく高い。実際には独立を希望する人はもっと多いかもしれないけれど、不安が大きく踏み切れない選手も多くいるのではないでしょうか。実業団とプロ、どっちが良いということではありません。でも陸上界の発展という意味ではプロ選手が増えることはプラスになると思うんです。
だから、せめて僕の活動を通して選択肢を示せればなと。
そのために最も説得力があるのは僕が競技で結果を出すこと。プロに転向してから、納得のいく結果は残せていません。競技結果で評価されるのがプロ。自分の活動に説得力を持たせるため、そして僕自身の思いとしても「マラソンで結果を残すこと」をこれからも追求していきます。
でも、結果が出ていないから「競技以外の活動はしない」ということは考えていません。競技以外の活動も含めて魅力的だと思ってもらえるように、経済的な面も含めて成功することが、これからの選手の背中を押すことにも繋がるのではないかなと。だから、今まで以上に競技結果にも拘りたいし、それと平行してビジネスにも挑戦していきたいと思っています。
どんなことでもいい。挑戦できる人を増やしたい。後押ししたい。その願いを叶えるために、僕も挑戦し続けます。

株式会社RETOを通じた活動「RETO PROJECT」では、僕のこういった想いを少しでも具現化することで、ランニング業界を少しでもポジティブに変化していければと願っています。

目の前のやれることに、これからも挑戦していきます。